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    11月27日

    d design travel HOKKAIDO
    D&DEPARTMENT PROJECT から、11月25日に発売された、デザインという視点から作られた観光ガイドブックです。数々のデザインシーンで活躍されるナガオカケンメイ氏が編集発行人を務め、ユニークで読み応えのあるステキな本です。ぜひ、書店でお買い求めください。


    9月19日
    9月19日
    守分寿男展のご案内
    9月22日(火)〜27日(日)、ギャラリー大通美術館にて。住所は、札幌市中央区大通西5丁目11大五ビルです。札幌及び札幌近郊にお住いの方、ぜひご覧ください。


    4月10日

    スプリングコンサートのご案内
    前回のお知らせでご案内した「スプリングコンサート・ピアノトリオを愉しむ」の、開演時間が変更になっておりますので、訂正してお詫びいたします。
    4月25日(土)、14:00開場14:30開演となっております。まだ、お席をお取りすることができますので、ぜひお電話にてご予約下さい。


    3月08日

    スプリングコンサートのご案内
    4月25日(土)14:00から、薫風舎のラウンジにて小林功さん・花崎淳生さん・花崎薫さんを迎えてスプリングコンサートを開催します。
    雪の十勝岳連峰をバックに、早春の大地へと奏でられるピアノ・ヴァイオリン・チェロの音色をお楽しみください。
    曲目等決まりましたら、またご案内をさせていただきますが、演奏会はご予約制になっております。お早めにお電話にてお申し込み下さい。なお、当日25日のご宿泊についてはすでに満室となっておりますので、何卒ご了承ください。


    2月21日

    じっちゃんのこと3
    地吹雪は激しくなる一方だ。じっちゃんはよろけながら、倒れては立ち上がらる。そして前へと進む。念願のゴールは、まだ1キロ以上先だ。4時間半を超える時間を、風雪にさらしている身体は、強張り、思うように関節も動かないだろう。その時、また係員の携帯が鳴った。悪天候のため、1時45分で大会を終了とするとのこと。時計を確認すると、ちょうど45分になろうとしていた。私はじっちゃんに駆け寄り大きな声で大会終了を伝える。雪まみれの応援団からはコース上に立ち続けたじっちゃんへの称賛と、無事に終わったことへの安堵の気持ちが入った歓声と拍手だ。ゴールまで辿り着けなかった無念さをにじませながらも、じっちゃんの表情も緩んでいる。意味不明のおしゃべりは健在だ。赤いウエアと白いウエアの係員がいなければ、この瞬間を迎えることはできなかっただろう。じっちゃんとの3人でカメラのフレームに納まる、この二人の関係者は凍える身体を震わせながらも、満面の笑みを浮かべてくれた。私たちはじっちゃんと供に車へ乗り込み、コースから離れる。窓の外を見ると、コース整備に尽力した自衛隊員が、最敬礼で見送ってくれた。
    帰りがけに寄ったラーメン屋で。レースの余韻をひきづりながら、じっちゃんの口は滑らかにその興奮を伝えていた。と、その時、言葉を詰まらせたじっちゃんは、突然手にしたおしぼりで目元を押さえ、しばらく肩を震わせた。強い緊張感が解け始め、疲労と喜びがない交ぜに押し寄せたのだろう。「じっちゃん、良かったね。本当に立派なレースだった。」みんなの胸にも、言葉にならない熱い思いが込み上げていた。じっちゃの挑戦は、この先、まだまだ続くに違いない。


    2月20日

    じっちゃんのこと2
    昼前にはゴールすると見込んだ応援団は、市街地にあるスポーツセンターへと向う。雪が舞い歓声が響き渡るなか、次々と競技者がゴールラインへと滑り込んでいる。昼過ぎ、大会事務局でゼッケンナンバー3011を確認してもらうと、4キロ地点で係員二人に併走してもらっていることが分かった。私たちは車で、通過が予想される場所へと移動。ゴール手前1キロのところで、車を停めじっちゃんの通過を待つが現れず、午後1時さらにコースを遡る。ついにじっちゃんの後姿をとらえる。カラマツ林に沿ったコースを白っぽいスキーウエアを着る併走者と共に、青い上下のスキーウエアを着たじっちゃんが雪と風が強くなってきた丘の上に立っていた。私たちは、次の通過地点へと移動。大会関係者に許可を得、コース内を遡りじっちゃんの元へ。雪の上へ腰を落としているが、元気そうだ。ただ、起き上がってはまた転ぶ 様子は痛々しい。一瞬たりとも口が休むことがないじっちゃんの闘志が、その身体を一歩一歩ゴールへ向かわせているようだ。午後1時半すぎ、宮様コースの競技者何人かが横を通って行き、コース上に残るのは一人になった模様だ。次第に風が強くなり地吹雪があたり一面を覆い尽くす。もう一人の赤いジャケットの併走者が、次に足を出す場所を慎重にやさしく、且つ的確にじっちゃんへと声をかける。きっと、スタート直後から3時間を優に超える時間をこのようにサポートし続けたのだろう。午後2時のコース閉鎖時間が迫り、さらに風と雪が大地を揺らす。 次回へ続く


    2月19日

    じっちゃんのこと
    2月15日、第32回宮様国際スキーマラソン大会が行われた。薫風舎のご常連じっちゃんこと長谷川氏が、2002年以来の歩くスキー(6キロ)コースへの参加をされた。前回は歩くスキーコースは12キロだったが、5時間38分34秒で完走し、その偉大なる最長時間記録はこの先も更新されることはないだろうと云われている。そして、今年。御年78歳のじっちゃんは、自宅がある愛知でランニング・サイクリングで身体を作って、この大会に挑まれたようだ。しかし、前日まで一度もスキー靴に足を通すことなく当日を迎え、周りの応援団には不安が広がっていた。午前9時スタート直後、じっちゃんの後姿はすでに一団の最後尾からも少し離れたところにあった。 次回へ続く


    2月04日

    マンマミーア!
    映画「マンマミーア!」を観た。1999年にロンドンで初演され、いまだに人気衰えぬミュージカルの映画化されたものだ。70年代ポップスシーンで世界中を沸かせた、スウェーデンのグループABBAの数々のヒット曲にのせて綴られる母と娘の物語だ。「ダンシングクイーン」「ギミー!ギミー!ギミー!」など、楽しさが画面から溢れ出てくるダンスミュージックや、「ザ・ウィナー」のような心の涙腺を刺激してくるナンバーが、懐かしさとともに体中を駆け巡る。それにしても、主演のメリルストリープの踊りと歌の上手さには驚きの一言だ。エンド・クレジットで娘役のアマンダ・セイフライドが静かに丁寧に歌う「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」を聞きながら、昨年亡くなった筑紫哲也さんが言った言葉「人類の発明で一番は、音楽ではないだろうか。」を思い出した。


    1月28日

    お知らせ。
    関東地方にお住いの方へのお知らせです。昨年、北海道で放送された「いのちの記憶〜小林多喜二・二十九年の人生〜」が、TBSで放送される予定です。2月1日(日)24:50から26:20までという日曜深夜ではありますが、この機会にぜひご覧ください。なお、番組編成上の都合で、後日への変更の可能性があるそうです。